猫可愛いよぬこ

スタジオ帰りの話です。
店の光で輝く夜の街を雨が降る中、バンドメンバーが和気あいあいと帰っておりました。

するとどこからともなく猫の鳴き声とともに黒白のかわいらしい子猫が雨のようにぽつりぽつりとした足どりで現れたのです。

そのままどこかに行くのかと思いきや、じっとかめさんの方を見つめ、ニャーニャーと鳴き続けるのです。

その姿が絵に書いたように惨めな姿だったもので、こんなかめさんでも多少なりと哀れみの心が姿を見せるほどに…その姿は悲しげだったのです。

鞄に夜食用のパンがあったかもしれない…がしかし、ここで食事を与えて人に食事を貰う事にならしてしまうのはこの猫にとって良いことなのでしょうか？困ったら人から貰えば良いなんて、たとえ生きることが出来ても猫としては死んでるようなもの…なんてのは古い考えなのでしょうか…


いやしかし、このパンで今日を生き延びれるかもしれない。寒い中可哀相に…出来るものならなにか暖かい物を出してやりたいものだ…


今日は生き延びれて、それがこの猫の幸せなのだろうか…パンなんかやって、変な期待を持たせるなんてそれこそ可哀相な事ではなかろうか？




そんな事を考えてたらバンドメンバーさん達が前の方で待っていたのでかめさんは走って行ってしまいましたよ。



あぁ、バンドの練習楽しかったけど水泳の疲労がきつうございます。足いとうございます。筋肉痛でございます。


どーんまーい



☆ミキラッ